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2010年9月 2日 (木)

富士山(10.08.30-31 その1)



① 2010年8月30日(月)天候:sun/cloud~31日(火) 天候:sun/cloud
② 富士山:3776m
③ コースタイム
1日目=行動時間:4時間15分
 河口湖五合目登山口(10:40)===泉ヶ滝(10:55)===六合目安全指導センター(11:20)===七合目花小屋(12:20)===八合目太子館(13:50)===元祖室(14:50)
2日目=行動時間:7時間40分
 元祖室(04:30)===本八合目富士山ホテル(05:00)===九合目鳥居(05:55)===頂上久須志神社(06:35~06:55)===剣ヶ峰(07:55)===富士宮口・浅間大社奥宮(08:20)===頂上・扇屋前休憩所(08:50~09:05)===本八合目上江戸屋(09:40)===八合目下江戸屋分岐(09:50)===緊急避難小屋(10:25)===七合目公衆トイレ(11:00~11:05)===六合目安全指導センター(11:40)===泉ヶ滝(11:55)===河口湖5合目登山口(12:10)
※標準コースタイムに比べ大分遅いペースで歩いています。また、個人の体力差や季節・天候によりコースタイムも変わりますので、あくまでも参考としてご覧下さい。
④ コースマップ(沿面距離:18.74km、累積標高:±1725m)
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 8月末に山梨県の富士吉田に出かける用事があり、折角富士山の麓まで行くのならと言うことで、3回目の富士山に登ることにしました。(昨年は静岡からの帰り道で計画してみましたが、山小屋の予約が取れず断念しました…)

 過去2回(98年、02年)の富士山はいずれも仕事先のグループ登山で、一般的な富士山ツアーと同じように、途中の山小屋で仮眠すると深夜に出発して山頂に登り、山頂で夜明けを迎えて御来光を拝むと言うものでした。

 
幸い2回とも天候に恵まれ山頂で御来光を拝むことが出来ましたが、暗い登山道をヘッドランプを点けて喘ぎ喘ぎ山頂に登り、夜明け前の寒さに震えながら日の出を待ったことを覚えています。

 
この時の富士山は登山道の様子や周囲の景色など山歩きの印象が少ないため、今回改めて富士山に登って御鉢巡りにも挑戦することにしました。

 前日泊まった富士吉田のホテルでスバルラインの五合目までどの位時間がかかるのか尋ねたところ、普通は50分ほどですがこの時期は登山者の車が多いため、どの位時間がかかるのか分からない…と言うことで、出発時間を1時間ほど繰り上げると8時過ぎにホテルを出発することにしました。(少し遅くなると渋滞に巻き込まれたようで、早めに出発したことが正解でした…shine

 国道139号線からスバルラインに進み、途中の信号待ちでヒッチハイクの二人連れ(ポルトガル人+日本人)を乗せると料金所まで順調でした。

 しかし料金ゲート前まで登って来ると、係員から道路脇の駐車場案内の略図を渡され、五合目の1kmほど手前まで行けるが、その先は駐車場の混雑具合で3時間待ちもある…とのことでした。

 今日の予定は八合目の山小屋まで登れば良いこともあり、取りあえず走って行くと五合目の1kmほど手前で車を停められ、ここで五合目駐車場の空き待ちとなりました。

 それでも五合目を諦めてUターンする車や、手前の駐車場に車を停めて歩き始める人たちもあって、30分ほどの待ち時間で五合目駐車場に入ることが出来ました。

 駐車場に車を停めてヒッチハイクの二人連れと別れると準備を始めます。(ヒッチハイクの二人連れは八合目で夜を明かすそうで、富士山に登った後は長野方面に向かうと言う話しでした…)

 ネットを見ると(今回はあっぱれ!富士登山を参考にしました…)、高山病対策として五合目で高度順化した方が良いと言うことで、支度を終えると少し時間は早いのですが、ここで昼食タイムを取ることにしました。

 駐車場から8年前にも利用したレストハウス「富士山みはらし」に向いましたが、駐車場の右上に富士山の山頂を見ることが出来ました。
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 スバルラインの五合目ですが、最近のTV番組で放映されているように登山者や観光客などに混じって、数多くの中国人観光客を見かけました。
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 レストハウス前の大きな広場は富士山ツアーの集合場所になっているらしく、あちこちで大勢の登山者が休んでいました。
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 レストハウスでお昼ご飯を食べる前に小御岳神社に寄って見ましたが、ここでも中国語の忙しい会話が聞こえました。
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 小御岳神社の立派な拝殿に進み、お賽銭を上げて山歩きの無事を祈ります。
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 お昼にレストハウスの富士山ラーメンを食べて外に出ると、昼食を摂っている間にガスが巻き始めていました。

 当初は11時半のスタート予定で少し早いのですが、その分ゆっくり歩くことにして10時40分に歩き始めると、ホコリまみれで疲れた表情の人たちが次々と戻って来ます。
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 歩き始めの登山道ですが泉ヶ滝まで少し下ります。
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 登山口から15分ほどで泉ヶ滝に到着し、ここから山頂への登りが始まります。
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 若い人たちの間で富士登山が流行っているようで、見かけた登山者の大半は若い人たちのグループで、それもカラフルなアウトドアウェアを身に付けた若い女性を数多く見かけました。
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 登山口から40分ほど…、11時20分に六合目の安全指導センターに到着すると、登山届を指導員に渡して一息入れました。

 六合目の分岐道標に山頂まで320分と表示されており、この分岐道標から下って行くと吉田ルートの登山口になるようです。
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 六合目から少し登って振り返ると、安全指導センター前は大勢のツァー登山者で大変賑やかです。
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 10分ほど登ると九十九折れの登山道が始まりますが、この分岐で左側からの下山道と合わさります。(今回はガスがかかって見通しが良くありません…think
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 六合目から20分ほど登るとガスの間に山小屋が見えて来ました。
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 七合目の花小屋に近づくとザレた登山道から岩場歩きの登山道に変わります。
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 六合目から60分…、12時20分に七合目の花小屋に到着しました。

 若い女の子が富士登山の記念として金剛杖に焼印を押してもらうようです。(これも若い人たちの流行りのようです…)
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 登山道の所どころに案内看板があり、ここでは山頂まで3.8km、295分となっており、英語とハングルの表記もありました。
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 季節的に花が少ない時期ですが、これは登山道で見かけたヤナギランとなります。
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 花小屋から5分ほどで日の出館となりますがこの辺りは山小屋が次々と並んでいます。
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 ここは七合目のトモエ館で、当初の計画は八合目のトモエ館に宿を取るつもりでしたが、ネットで予約状況を見ると両方とも満館で予約が出来ず、標高差で120m下の元祖室に泊まることにしました。

 標高が低い山小屋は翌朝の登りが大変だし、逆にあまり高くなると今度は高山病の心配もあって、八合目辺りの山小屋がネライ目だと思っています…confident
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 トモエ館を通過して岩場の登山道をさらに登りますが、この案内看板を見ると山頂まで3.6km、283分と大変細かい時間が書いてありました。
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 登山道脇でミヤマアキノキリンソウが咲いていました。
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 この鎌岩館の隣りに救護センターがありましたが、この年は7月17日~8月20日の間で開設されていました。
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 登山道を振り返って見ると九十九折れを登山者が続々と登って来ます。
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 こちらは標高2820mの富士一館ですが、この年リニューアルされたそうです。
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 富士一館を通過すると少し先に赤い鳥居が見えて来ました。
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 赤い鳥居が目印の鳥居荘…、HPを見ると明治2年の創業でした。
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 七合目花小屋から60分…、13時20分に東洋館に到着しました。(東洋館のHPを見ると五合目から山頂までの中間点と紹介しています…)
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 東洋館の裏手の案内看板を見ると、山頂まで3.1km、255分となっていました。
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 七合目から80分ほど登ると八合目の太子館が見えて来ました。
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 七合目花小屋から90分…、13時50分に八合目の太子館に到着しました。(HPを見ると太子館は標高3100mではとバスのツァー登山の定宿のようでした…)
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 太子館から20分ほどで蓬莱館に着きましたが、ベンチの若い人は東洋館辺りから同じペースで歩いて来ました。
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 蓬莱館の名前の由来になったらしい蓬莱亀岩・八大龍神の石碑です。(この写真では落石防止ブロックで亀岩の一部しか見えませんが、蓬莱館の写真を見ると落石防止ブロックの上に見える岩場が、亀のような格好をしていることが分かります…)
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 蓬莱館を通過すると再びザレた登山道になり、前方に白雲荘が見えて来ました。
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 赤茶けた火山礫の登山道をジグザクを繰り返しながら登って来ます。
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 八合目太子館から50分…、登山口から4時間ほどで白雲荘に登って来ました。
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 標高3200mの白雲荘まで登って来ると、これまで視界を覆っていた雲海を抜けたようで、周囲の景色が見えるようになりました。
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 登山口から4時間10分…、14時50分に標高3250mの元祖室に到着しました。(山小屋の手前に江戸時代の行者を祀る祠があり、HPを見るとスマスマの富士登山が紹介されていました…)
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 予約の時の話しではチェックインは15時からと言うことで、小屋のベンチで軽食を摂って休んでいましたが、定刻5分ほど前に小屋の人が呼び込みを始めたため、早速受付けを行い宿泊料(1泊2食=7500円)を支払います。

 受付で渡された袋に登山靴を入れると、玄関左奥にあった寝床が上下2段になった部屋に案内され、下段の寝場所を指定されました。

 携行品を片付けザックの荷物を整理すると、17時の夕食まで横になって少し休むことにしました。(昨日より宿泊者が大分少ないようです…)

 山小屋で渡してくれたメモによると、31日の日の出の予定時刻は午前5時2分…で、山頂で御来光を迎える人たちのため午前2時頃に部屋の灯りを点けると言うことですが、今回は山頂で御来光を眺めるつもりががないため、ユックリ休んで午前4時頃から行動を開始する予定でした。

 部屋で隣り合ったのは石川県の御夫婦で、剣岳に2回登ったと言うベテランさんでしたが、富士山は初めてだと話していました。

 御主人の方は、カレーご飯の夕食を食べた後で、山小屋の窓から見えた影富士を眺めながら、午後5時を過ぎても続々と通過していく登山者を見ながら、この時間帯に登ることなど北アルプスではとても考えられない…と驚いていました。
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 周囲が暗くなって富士吉田の夜景を写して見ましたが、三脚なしの手持ち撮影で上手く撮ることが出来ず、写真は早々と諦めて休むことにしました。
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 この日、山小屋に80人ほどが泊まったようですが、ほとんどの人たちは深夜起床し、ゴソゴソ支度をすると2時頃出発して行きました。(物音などで目が覚めました…)

 先発組が出発してから少し眠り、午前4時過ぎに起きて支度を始めます。(お隣のベテラン夫妻も起きて準備を始めていましたが、今日中に石川県に帰るため御鉢巡りはせずに下山するとのことで、少し先にスタートして行きました…)

 準備が終わって4時半前に山小屋をチェックアウトすると、既に東の空が明るくなり始めており、直ぐ下の白雲荘でも登山者が動き始めていました。
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 現在4時30分で日の出の予定時刻まで少し時間があるため、ユックリ歩き始めることにしました。(疲れが残っているのか足取りも少し重いものでした…)

 元祖室から30分ほど登って本八合目の富士山ホテルに着きました。
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 元祖室で教えてもらった日の出の予定時刻は午前5時02分でしたが、東の空に厚い雲が残っており、日の出までにはもう少し時間がかかるようでした。
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 富士山ホテルを通過すると少し先に富士山ホテルの第2宿舎がありました。
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 さらに歩いて本八合目のトモエ館に到着すると、山小屋の前で大勢の人たちが東の空を眺めていました。
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 トモエ館を通過して東の空を眺めると、雲の合間から日の出が始まるようです。
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 今回は午前5時10分頃になって、ようやく御来光を拝むことが出来ました。
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 太陽が昇ると周囲が直ぐに明るくなるため、ヘッドランプを片付けると本八合目の上江戸屋の横に付けられた登山道を登り始めます。
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 ここまで登って来れば山頂はもう少し、距離で1.2km、50分の行程となりました。
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 吉田ルート最後の山小屋となる御来光館で、ここから先に山小屋がありません。(自宅に帰って御来光館の写真を見ると、山頂まで900m、60分と表示されており、先ほどの看板の写真と比べると、何故か到達時間が増えていました…think?)
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 御来光館から15分ほど歩くと9合目の鳥居が大分近づき、山頂の白い鳥居や建物が見えて来ます。
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 御来光館から30分ほどで9合目の鳥居ですが、この辺りまで標高が上がると少し登るだけで息が上がり、少し歩いては立ち休みと言う感じになりました。
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 登山道の右奥に八ヶ岳が見え、少し右側に奥秩父の山々が並びます。(稜線手前の白い部分は残雪のようです…)
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 積み石で覆われた九合目の久須志神社の社殿で、山頂まではここから400m、30分となりました。
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 九合目の久須志神社から10分ほど歩いて登山道を眺めると、山頂で御来光を迎えた人たちが下山を始めたようで、大勢の下山者の立てる砂埃が上江戸屋の辺りでモウモウと舞い上がっていました…bearing
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 山頂までもう少しとなり休み休み歩いて山頂を目指します。(山頂に近づいて空気が薄いためか、先を歩いている人たちも渋滞気味のようでした…)
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 山頂に向かう途中から岩場混じりの登山道となり、最後の折り返しを行うと山頂の鳥居が直ぐそこになりました。
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 登山者を迎える狛犬の前に、富士山33回登頂記念の石碑がありました。(ヘッドランプを点けた夜間の登山ではこうした記念碑があることに気付きませんでした…)
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 御来光館から70分…、元祖室からは2時間10分ほどかかりましたが、6時35分に頂上の浅間大社(久須志神社)奥宮前に到着しました。
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その2)に続く…

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