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2009年11月25日 (水)

裏妙義 谷急山(09.11.23)



① 2009年11月23日(月)天候:晴れ
② 谷急山:1162.1m
③ コースタイム(行動時間:7時間40分)
 入牧橋登山口(07:00)===鎖場(08:10)===三方境(09:00)===前衛峰(10:10~10:15)===谷急山(11:00~11:40)===前衛峰(12:20~12:25)===三方境(13:15)===鎖場(13:50)===登山口(14:40)
※標準コースタイムに比べ大分遅いペースで歩いています。また、個人の体力差や季節・天候によりコースタイムも変わりますので、あくまでも参考としてご覧下さい。
④ コースマップ(距離:10.17km、累積標高差:±1242m)
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 連休の最終日は勤労感謝の日ですが、地元・上毛新聞発行の「群馬の山歩き130選」で妙義山塊の最高峰と紹介されている裏妙義の谷急山(やきゅうさん)に行ってきました。

 
昨年4月に丁須の頭から裏妙義を縦走した時に、三方境のベンチで谷急山に登って来たと言う登山者と言葉を交わし、ルート上のピークを一つ一つ越えながら行くのが大変だったと聞いたことがありました。

 
「群馬の山歩き130選」で見ると谷急山のコースグレードは上級で紹介されており、手持ちの旺文社の「山と高原地図-21」の2007年版を見ると、三方境から谷急山のコースは点線(難路)のルートになっているため慎重に歩くことにしました。

 当日は入牧橋の登山口(マップコード:292 564 367)を午前7時の出発予定とし、スタート時間から逆算して6時前に自宅を出発すると、コンビニで食料を調達して国道18号の碓氷バイパスに向かいました。

 横川にある「碓氷峠 鉄道文化むら」の先から碓氷バイパスに入り、4kmほど走って恩賀方面の道標に従って左折します。

 恩賀方面に向かって道なりに進むと入牧橋を渡り、間もなくカーブミラーの横に三方境・並木沢方面の古い道標が立っていました。

 登山口から50mほど先に駐車場所があり、3~4台ほど停められる道路脇に車を停めて支度をすると、分岐まで戻り登山口の写真を撮って歩き始めました。
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 登山口から戸数10軒ほどの集落を抜けると林道に入りますが、案内板などはなく道なりに歩くことにしました。

 少し進むと並木沢の左岸沿いの林道となり、沢を回り込むように歩いて行くと前方に鋭い岩峰が見えて来ました。
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 さらに5分ほど歩くと分岐道標が立っており、三方境方面の案内表示がありました。

 表示に従って左下に進むと並木沢に下り、このまま沢を遡行して行くのは大変だと思いましたが、直ぐ上流側に三方境の案内表示が見えてホッとしました。
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 沢を渡って並木沢の右岸に上がり、整備された林道に上がると直ぐに案内道標が立っていたため、表示に従って右手に進みます。

 林道を5分ほど進みと一人の地元ハンターに行き会いましたが、今日は別の4人と並木沢の北側の尾根で猟を行うとのことで、こちらが歩く予定ルートを伝えておきました。(その後犬の鳴き声や銃声らしい音も何度か聞こえました…)
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 登山口から30分ほどで林道が終わって登山道となり、杉林を抜けると雑木林の中の13曲りの急登となりますが、少し登ると並木沢の対岸に谷急山が見えてきました。
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 さらに20分ほど歩くとチェックポイントのクサリ場がありましたが、ここは岩場を登るクサリでなく、岩場の斜面をトラバースするためのクサリ場でした。
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 クサリ場の前後は登山道が消えて痕跡程度になっており、足元が崩れて右側の斜面に滑落すると下の沢まで落ちそうなため、通過に大変気を使うルートでした。(写真は下山時のものです…)
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 それでも案内表示が所どころに付いており、(登山者の身勝手かも知れませんが…)もう少し整備してもらえると有難いと思いました。
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 地図上の水場と思われる沢まで歩いて来ると周辺の黄葉が少し残っていました。
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 地元のハンターが教えてくれた炭焼き釜の跡で、朝方はこの近くまで偵察に来たと話していました。(写真は下山時のものです…)
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 予定より少し遅れましたが、登山口から120分で三方境に到着しました。

 案内道標に入牧橋とあるように、右斜め前から登って来ましたが、ここから左側に進むと国民宿舎方面で、この分岐を直進すると谷急山に向かいます。
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 三方境から数分進むと大遠見峠の表示があり、さらに5分ほど歩くと女道の分岐点がありました。(分岐点の看板にヒルがいる…と小さく鉛筆書きがありました。)
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 谷急山のルート上に7つのピークがあるようで最初に標高984mのP1に向かいます。
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 P1に向かって急登の稜線を登って行くと、左前方に鋭いP2の岩峰(群馬の山歩き130選では前衛峰と紹介されています…)が見えて来ました。
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 最初の岩場を通過すると間もなくP1に到着しましたが、P1の山頂は樹木に囲まれ展望がないため、直ぐにP2に向かいます。
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 P1を通過してP2との鞍部まで40mほど下り、さらにP2に向かって登り返して行くと岩場を右に巻くトラロープがありますが、ここは小手調べと言ったところでした。
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 やがて目の前に前衛峰の名前に相応しいP2の岩峰が立ちはだかり、踏み跡をたどって慎重に登って行くと、右側の切れ落ちた20mほどのクサリ場がありました。(写真は下山時のものです…)
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 クサリ場を越えるとナイフリッジのヤセ尾根となりますが、ここは右も左も足を踏み外すとタダでは済みそうにない場所で、雑木がないと立って歩くのが難しい場所と思いました。(写真は下山時のものです…)
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 高所恐怖症が肝を冷やすようなヤセ尾根を通過すると、上から20mほどの補助ロープが下がっており、これを登るとP2のピークに到着しました。(写真は下山時のものです…)
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 P2からの展望は素晴らしく、登って来た方向を振り返ると烏帽子岩の岩峰が見え、左奥に西大星、右側に丁須の頭の岩峰が見えました。
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 P2の南東側に表妙義のギザギザした岩峰が見えており、左が白雲山、右が金洞山の岩峰になります。
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 西側にこれから向かう谷急山の山頂が見えました。
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 P2を下ると巨大な岩壁がV字状になっているキレットがあり、登山道はこの横を通過していました。(次のP3の岩峰を巻いたところにもう一つ小さなキレットがありました…)
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 さらに幾つかの岩峰を越え、あるいは巻きながら20分ほど歩くと、最後の岩峰に取り付きました。(この直ぐ手前で若い3人連れのグループと行き会いましたが、この人たちは国民宿舎から登ったと話していました…)
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 やがて登山口から約4時間…、予定の20分遅れで谷急山の山頂に到着しました。

 山頂は5m四方ほどの広さでしたが一般的な山頂標識がなく、三角点の近くの立木に5cmほどの山頂標識が付けてありました。

 自分の後から東京から来たと言う二人連れが登って来ましたが、その後も下山中に単独の登山者に行き会うなど、小さな山ですが予想以上に登られているようでした…。
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 ガイドブックで紹介されている通り、山頂からは360度の展望が広がっており、山頂西側に上信国境の山並みが並び、手前に緩やかなカーブを描いた上信越道が見えました。
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 直ぐ西側に見えていた高岩の岩峰のアップですが、ここは反対側の軽井沢IC側から登ることができるようです。
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 少し雲がありますが昨日の雪で白くなった浅間山が見え、その左側が剣ヶ峰(一番左側のピーク)と黒斑山(中央奥のピーク)です…。
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 北側に見える山並みで左側が鼻曲山、右側が浅間隠山となります…。
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 裏妙義の岩峰(左側から西大星~赤岩~烏帽子岩~丁須の頭)と、その背後に見えるのが榛名山です…。
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 裏妙義の核心部のアップですが、右側に丁須の頭がぴょこんと頭を出しています。(左奥の白いピークが日光白根山、中央奥が皇海山、右奥は赤城山となります…)
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 東側に見えている表妙義の金洞山で、右奥に見えるのが御荷鉾山と思います。
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 南東側に墨絵のように見える鹿岳とその左が四ツ又山で、右奥の標高の高いピークが甲武信ヶ岳と思われました…。
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 南側に航空母艦のような荒船山(右奥の平らな山…)が見え、中央奥に薄っすら見えるのが御座山と思われました。
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 南西側に見える八ヶ岳ですが山頂に雪が降ったようでした。(9月に登った硫黄岳付近に雲がかかっていました…)
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 今日は風も弱く温かいため景色を眺めながら昼食タイムを取ることにし、カップラーメンを作りコーヒーを入れてゆっくりしました。

 帰りもP1を通過するまで慎重に下り、山頂から三方境まで1時間35分、三方境から登山口までが1時間25分で下りました。

 なお並木沢沿いのルートは歩く人が少なく登山道が荒れているため、三方境までは国民宿舎ルートで入山した方が無難だと思いました。

 
帰りは少し回り道になりましたが、国道18号の旧道に出ると中山道・坂本宿の「碓氷峠の森交流館 峠の湯(入湯料=500円)」に寄ってきました。

 紅葉シーズン最後の3連休で最終日だったこともあり、峠の湯には大勢の行楽客が入館しており、帰りの道路も大変混雑していました。

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