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2009年6月29日 (月)

尾瀬 燧ケ岳(09.06.27)



① 2009年6月28日(土)天候:晴れ
② 燧ヶ岳:2356m
③ コースタイム(行動時間:12時間40分)
 大清水駐車場(03:55)===一之瀬(04:45~05:00)===三平峠(06:00)===三平下(06:15)===長蔵小屋(06:30~06:40)===長英新道分岐(07:00)===ミノブチ岳(09:35)===俎嵓(10:15~10:25)===柴安嵓(10:45~11:20)===俎嵓(11:40)===ミノブチ岳(12:10)====長英新道分岐(13:50)===長蔵小屋(14:05~14:20)===三平峠(14:55)===一之瀬(15:45)===大清水駐車場(16:35)
※標準コースタイムに比べ大分遅いペースで歩いています。また、個人の体力差や季節・天候によりコースタイムも変わりますので、あくまでも参考としてご覧下さい。
④ コースマップ(GPS積算距離:27.71km、総上昇量:1311m)
090627000

 6月最後の週末でしたが幸いに梅雨晴れと言う天気予報もあり、前回からの宿題となっていた尾瀬の燧ヶ岳に行って来ました。

 
燧ヶ岳の登山ルートをガイドブックで調べると、ほとんどが尾瀬御池からのコースを紹介していますが、山歩きのトレーニングも兼ねて大清水から歩くことにしました。

 
今回は山と高原地図(No14=尾瀬)やヤマケイJOY(2008増刊号)などを参考に、長蔵小屋から長英新道をピストンする予定とし、途中休憩を含めて登り6時間50分、下り5時間40分で総行程13時間ほどのコースタイムを見込みました。

 尾瀬の玄関口となる大清水までは自宅から約85km、車で1時間半ほどで現地の出発予定時間から逆算して2時過ぎに自宅を出発しました。

 途中のコンビニで食料を仕入れ、大清水の駐車場(マップコード:735 427 728)に3時40分頃に到着すると、既に10数台の車が停まっていました。

 何台かの車の中で人が休んでいる気配があり、駐車場の片隅でヘッドライトを点けた数人の人たちが支度をしていました。

 自分も早速、支度をすると登山口近くの案内図の写真などを撮って歩き始めました。
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 尾瀬は若い頃から何度となく歩いた覚えがありますが、こんなに早く周囲の暗い時間帯から歩くのは何十年振りかになります。

 歩き始めて20分ほどで周囲が明るくなり、50分ほどで予定通りに一之瀬の休憩所に到着しました。
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 休憩所のベンチで先行していた二人連れの登山者が休んでおり、自分も軽い朝食を摂ると朝露などに備えてスパッツを装着することにしました。

 良く知られているように一之瀬までは単調な林道歩きですが、一之瀬を通過し三平橋を渡るとすぐに登山道の入口があります。

 初めのうちは沢水の流れる登山道を歩きますが、冬路沢を越える辺りから木道混じりの登山道となり、20分ほどで岩清水の水場に到着します。(大変美味しい湧き水で昔から自宅に持ち帰ってコーヒーを入れると一味違うと言われていました…)
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 水場から歩くと直ぐにベンチがあり、右側に延びていた林道は植林がされて以前の面影はまったくありません。

 現在の地形図に林道は載っていませんが、(ずい分昔の話ですが…)若い頃にこの林道を歩いて一之瀬まで下った記憶がありました。
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 林道跡を通過すると急登が始まり、木製階段の混じった登山道を15分ほど登ると周囲が開けて来ます。
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 登山道はやがて樹林帯に入り、緩やかな木道になるとピッチも上がります。
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 一之瀬から約1時間、三平峠(1762m)に到着しました。
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 ベンチに一之瀬で見かけた二人連れが休んでおり、今日は見晴らしまで行ってテント泊との話しでしたが、こちらは日帰りのため先に行かせてもらいました。

 三平峠から木道を下って10分ほどで三平下に到着しましたが、朝が早かったのか誰一人見かけませんでした。
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 三平下の分岐点から右に進み、薄い朝霧のかかる木道を長蔵小屋に向かいます。
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 今日は雲一つない快晴になるような感じで、静かな尾瀬沼の向こう側に燧ヶ岳が聳えていました。
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 三平下から15分ほどで長蔵小屋に到着しましたが、木道横でコバイケイソウが咲き始めていました。(写真は下山時のもの…)
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 尾瀬沼ビジターセンターは午前7時開館ですが、ベランダに掲示された登山情報を見ると柴安嵓の東面斜面に雪渓があると書いてありました。(写真は下山時のもの…)
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 売店前で軽食を摂り一休みすると歩き始めましたが、流石は長蔵小屋で7時近くになると登山者が動き始め、大江湿原ではカメラを持った人たちが盛んに写真を撮っていました。

 何日か前の新聞に、尾瀬のワタスゲが白い穂を付け始めた…と載っていましたが、大江湿原のアチコチにワタスゲの群落が見られました。
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 朝日を受けた長蔵小屋ですが、手前中央に湿原が掘り起こされた跡がありますが、例の鹿の食害でしょうか?…。
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 大江湿原に別れを告げて沼尻方面に向かいますが、ほどなく分岐に到着すると右方向が長英新道で、表示を見ると燧ケ岳まで4.5kmとなっていました。
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 登山道は太い樹林帯の中に延びており、地形図を見ると長英新道は尾根沿いに歩くよう記載されていますが、実際のルートは浅湖湿原から延びる沢沿いに続いており、沢を登り詰めた所で地形図のルートと合わさりました。(写真は下山時のもの…)
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 最近になって登山道周囲のササが刈り払われたらしく、雨でえぐれた溝にササが落ちて少し歩き難い登山道になっていました。
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 登山道の途中で軽く食事休憩を取りましたが、分岐から80分ほどで稜線左側の展望が開け眼下の尾瀬沼が姿を現しました。(尾瀬沼の背後中央に一段と高く聳えているが日光白根山のようです…)
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 さらに30分ほど歩くと緩やかな登りとなり、登山道の右側に小さな雪渓がありました。
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 やがて南側が開けて再び尾瀬沼が見えてきましたが、先ほどから大分高度を稼いだのが良く分かり、尾瀬沼の左側に長蔵小屋の建物が見えました。
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 ミノブチ岳の直下まで登ると右側の雪渓の先に俎嵓のピークが見えました。
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 分岐点から155分で大きなケルンが積まれたミノブチ岳に到着すると、眼下に尾瀬沼の素晴らしい展望が広がり、西側の赤ナグレ岳の先に武尊山が見えていました。
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 北側に聳えているのが燧ヶ岳の俎嵓で、山頂に登山者が登っているのが見えました。
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 ミノブチ岳でしばらく周囲の景色を楽しむと、前方に見える俎嵓の岩尾根に向かいます。
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 明るい尾根道を歩くと間もなくナデッ窪の分岐点がありますが、沼尻方面に下る登山道にロープが張られ通行止めとなっていました。(登山道の状況が良ければ沼尻に下ることも考えていました…)
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 分岐点からしばらく登ると左側の展望が開け始め、最高峰の柴安嵓のピークが見えてきました。(尾瀬沼ビジターセンターの情報通り山頂直下に小さな雪渓が見えました…)
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 地図の上では大した距離でありませんが、直ぐそこに見える俎嵓の山頂が中々近付いて来ません。
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 しばらく登ると赤ナグレ岳と柴安嵓の間から至仏山尾瀬ヶ原が見えて来ました。
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 俎嵓の山頂に向かう途中からミノブチ岳方面を振り返ると、大勢の人たちが尾瀬沼方面に下っていましたが、この人たちは尾瀬御池から登って沼山峠に抜けるようです。
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 登山口から歩き始めて6時間20分で燧ヶ岳の俎嵓の山頂に到着しました。(それほど広くない山頂に木製の山頂標識が立っており、直ぐ傍らに小さな石祠がありましたが、周囲で10数人の登山者が休んでいました…)
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 山頂から眺めた尾瀬沼と男体山・日光白根山方面の景色ですが、苦労した分だけ感動も大きいと言うところでしょうか…。(天気予報のとおり雲一つない好天となりましたが少し霞んでいるのが残念でした…)
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 柴安嵓の右奥に緩やかな山頂の平ヶ岳が見えますが、歩行距離も長く標高差もある100名山で、いつかは挑戦したい山の一つです。
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 俎嵓でしばらく景色を楽しんだ後、最終目標の柴安嵓に向かいますが、山頂直下の雪渓を登山者が登っているのが見えました。
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 俎嵓から柴安嵓までは約20分、一旦鞍部に下ってから登り返しますが、山頂直下の雪渓は見た目以上に大きなものでした…。
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 10時45分…、登山口から6時間50分で柴安嵓の山頂に到着すると、墓石のような黒御影石の山頂標識がありましたが、こちらの山頂標識の方が本物らしい感じがしました。
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 山頂から見下ろす尾瀬ヶ原と至仏山で、尾瀬ヶ原の手前に見晴しの建物が見え、見晴しから尾瀬ヶ原に向かって木道が延びているのが分かります。(至仏山の左側に見える三角形のピークは、昨年夏に歩いた尾瀬・笠ヶ岳になります…)
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 左から平ヶ岳~中ノ岳~越後駒ヶ岳~荒沢岳の山並みで、何れのピークもいつかは歩きたい山の一つになっています。
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 柴安嵓の山頂から、もう一度赤ナグレ岳越しに尾瀬沼方面を見下ろすと、尾瀬沼の対岸に三平下の建物が見えますが、三平下から燧ヶ岳を眺めると赤ナグレ岳が間にあるため、柴安嵓が見え難いことが分かります。
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 北東側に聳えている会津駒ヶ岳の遠望ですが、今年の秋までに何とか登りたいと思っています。
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 柴安嵓の山頂で食事タイムを取り、一休みした後で下山しましたが、もう一度俎嵓に登り返してから下ります。
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 ほぼコースタイムで俎嵓に登り返すと賑やかな山頂に別れを告げて下ります。
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 山頂直下の岩尾根で見かけたミヤマキンバイです。
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 ナデッ窪の分岐の手前で咲いていたサンカヨウです。
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 意外に大きな花だったキヌガサソウ…。
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 ミノブチ岳に下る途中で茨城からの3人連れと一緒になりましたが、高速の1000円割引の関係なのか、尾瀬御池の駐車場に沢山の関西ナンバーの車が駐車していたようです。

 下山する時は行き会う登山者の数が多くなりましたが、予想以上のペースで下山することが出来たため、予定の17時より少し前に大清水駐車場に戻ることが出来ました。

 帰り道の途中で片品村にある「花の駅・花咲の湯」に寄り、汗を流して軽い夕食を摂ってから帰宅しました。

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