西上州 大ナゲシ・赤岩岳(09.05.02)
① 2009年5月2日(土)天候:晴れ
② 大ナゲシ:1532、赤岩岳:1570m
③ コースタイム(行動時間:8時間25分)
赤岩橋登山口(06:05)===丸木橋(06:40)===水場(07:35)===雨量計跡(07:55)===赤岩峠(08:15~8:20)===大ナゲシ(09:15~10:20)===赤岩峠(11:10)===赤岩岳(11:45~12:20)===赤岩峠(12:45)===雨量計跡(13:00)===水場(13:15)===丸木橋(13:55)===赤岩橋登山口(14:30)
※コースタイムは休憩を含んだものであり、また、個人差が大きく天候や季節などによりコースコンディションも変わるため、あくまでも参考であり自己責任で行動して下さい。
④ コースマップ(GPS積算距離:8.01km、総上昇量:1143m)
※沢沿いのルートためGPSデータのロストにより軌跡におかしなところがあります。
5月連休の初日、2週間ぶりの山歩きは、新・分県登山ガイドで「新緑・紅葉のころに訪れたい展望の山」と紹介される大ナゲシに行って来ました。
3回続いて西上州の山となりましたが、連休2~3日目の天気予報が芳しくなく、また、高速道路の1000円割引の渋滞を考えると余りと遠出は難しく、前々から計画していた西上州の奇峰と言われる大ナゲシに挑戦することにしました。
帰宅してから夕方のTVニュースを見ましたが、今回、遠出を諦めたのは正解だったようで高速道路の渋滞名所では午前3時になっても大渋滞
であり、あの様子では現地に到着する前に疲れていました。
大ナゲシは群馬~埼玉県境の山であり、群馬県側の登山口は群馬県上野村になりますが、上野村は一昨年の諏訪山以来であり、自宅近くの前橋ICから高速を使って、下仁田IC~南牧村~湯の沢トンネルと走ると1時間半ほどで到着します。
当日は計画通りに自宅を午前4時半に出発し、上野村の国道299号線沿いの「国民宿舎・ヴィラせせらぎ」横の交差点から野栗沢方面に向かいます。
野栗沢に沿った道幅の狭い村道をしばらく走り、関東百名山の帳付山登山口となる奥名郷への分岐を右に分けて胡桃平に向かい、小さな集落を抜けて林道を走ると赤岩橋の登山口に到着しました。
まだ、時間が早かったせいか駐車している車はなく、林道ゲート前に車を停めることが出来ました。(林道ゲート前の駐車スペースは2~3台であり、赤岩橋を渡った先も何台か停められるようでした。)
道路脇のガードレール脇に「赤ナゲシ・赤岩峠」と書かれた小さな看板があり、赤岩沢の先にこれから向かう大ナゲシ方面の岩峰が見えました。
早速、支度をしゲートを抜けて林道を歩き始めましたが、10分ほど歩くと林道は終了し、ここから登山道が始まります。
高さ3~4mほどの崖を登って登山道に入りますが、新緑の素晴らしいルートでした。
赤岩沢左岸の登山道を10分ほど歩くと渡渉点になりましたが、この後も何回か赤岩沢を左右に渡渉しながら登って行きます。
登山口から30分ほどでパイプ製の橋を渡ります。新・分県登山ガイドでは丸木橋と紹介されていますが、群馬の山歩き130選によると平成16年に新しく付け替えられているようでした。
さらに5分ほど歩くと本流を離れ、左側の水の涸れた枝沢に入って行きます。
GPSに入っている地形図や新・分県登山ガイドを見ると、本流沿いに登山道が付いているのですが、赤ペンキマークや踏み跡は涸れ沢に向かっていました。
自宅に帰って群馬の山歩き130選を見ると、コース概念図は涸れ沢を歩くようになっており、流石に地元の上毛新聞が作ったガイドブックと思いました…。![]()

コースのアチコチに赤ペンキのマークがあり、余程のことがない限り道迷いの心配はなさそうでした。
涸れ沢沿いのルートから尾根沿いの登山道になりましたが、稜線の先の樹幹の間に見えるのが大ナゲシのピークのようです。
稜線上に大きな岩稜があり基部を右側に巻きますが、岩陰にひっそりとヒカゲツツジが咲いていました。また、登山道の周囲で所々でピンク色のアカヤシオが咲いているのを見かけました…。
枝尾根を越えると再び沢沿いの登山道となりますが、前方に赤岩岳のピークが見えて来ました。
登山口から1時間半余り、ガイドブックでは水場となっている沢を離れ、右上の稜線に向かって登って行きます。
水場からは九十九折れの急登となり、急な登山道を20分余り登ると赤岩峠自記雨量計の稜線に飛び出ました。
雨量計からは巻道のような緩やかな登山道となり、最後に2~3度折り返すと登山口から2時間10分で赤岩峠に到着しました。
赤岩峠には小さな石の祠があり、標識の右上に大ナゲシのピークが見えました。
赤岩峠でしばらく休憩し、今度は南側に延びる県境尾根を大ナゲシに向かいますが、途中から左手側にギザギザのピークを持った両神山が見えました。
50mほどの岩尾根を登り上げると明るい尾根道となり、登山道の周囲はアセビの群落となっていました。
県境尾根の1490ピークを右手に巻くと大ナゲシに続く尾根となり、何度か登り下りして歩くと峠から40分ほどで大ナゲシの取り付きとなりました。
岩場には2ヶ所に真新しいロープが付けられており、慎重に登って先ずは30mほどの岩稜の上に登りました。
やがて、山頂直下の岩稜となりましたが、ここはロープがないようで岩場に付けられたペンキマークに従って、先ずは中央の檜の右側に向かって登ります。
手掛かりのしっかりした岩場を慎重に登り、テラス状の中間点から取り付きを見降ろしましたが、下る時の方が嫌らしい感じでした。
テラス状の岩場からもう一段登りますが、こちらには4~5mの鎖が付いていました。
岩場を通過すると直ぐに大ナゲシ山頂であり、登山口から3時間10分で山頂に立つことが出来ました。
ガイドブックで紹介される通り、周囲360度の展望は開けていますが、山頂は余り広くなく小さな山頂標識の脇にアカヤシオが咲いていました。
山頂の南東側に赤岩峠が見え、その左隣にそそり立つのが赤岩岳、赤岩岳の左奥に見えるギザギザの山が両神山となります。
南西側に見える山腹の林道の上に聳える鋭いピークが宗四郎山、手前の檜の上の中央に見えるのが帳付山のようですが、それぞれ似たようなピークであり、一度、この周辺の山に登らないと良く分からないところがあります。
西側最奥の白いピークが八ヶ岳で、その右手前が御座山と思われました。
中央最奥の三つのピークの真ん中に見えるのが甲武信ヶ岳で、その右奥側は金峰山と思われました。
今日は朝が早かったこともあり、アカヤシオの咲いた山頂で周囲を眺めながら1時間ほど食事休憩としました。
その後、山頂から下り始めましたが、まだ、10時半前でこのまま下山するには時間も早く、向こうに見える赤岩岳に登ることにしました。
赤岩峠の手前から見ると、赤岩岳の厳しい山容が窺えますが、地図を見ると登山道は基部を左に巻いて、左側の中腹に見える鞍部から取り付くようでした。
赤岩峠を通過し、基部を巻いてルンゼ状の急登を詰めると岩尾根の取り付きとなりますが、ここも固定ロープが付いていないためペンキマークに従って慎重に登ります。
やがて、岩尾根に立つと北西の景色が広がり、直ぐ目の前に大ナゲシのピークが聳えていました。
岩尾根を通過して樹林帯に入り、周囲の展望のない登山道を20分ほど登ると山頂に到着しました。
山頂の南側に小倉沢の集落が見え、遥か遠くに見えるのが雲取山と思われました。
小倉沢登山口から赤岩峠までは1時間ほどで登れるため、今日、行き会った登山者の多くは小倉沢から入山したようでした。
山頂周辺はアカヤシオの花が盛りであり、山頂の北側斜面に咲き始めたアカヤシオが沢山見られました。
アカヤシオのアップです…。一つの枝に一つの花しか咲かないため、南牧村ではヒトツバナと呼ばれているようです。
山頂で行き会った女性の単独登山者によると、東側に行くと展望が良いと教えられ、しばらく行くと東側の展望が開けて目前に両神山が聳えていました。
赤岩岳から赤岩尾根を抜けて八丁峠に下れるようですが、ネットを見ても大変厳しいルートのようで、何れかの機会に挑戦することにして山頂でしばらく休憩してから下山することにしました。
帰りは途中の岩場を慎重に下り、赤岩峠からは所々休みを入れて歩き、登山口まで1時間45分で下ることが出来ました。
自宅に戻る途中で「国民宿舎・ヴィラせせらぎ(入浴料=600円)」に寄って汗を流してから帰宅しました。
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