甲武信ヶ岳(08.10.12)
◎2008年10月12日(日)天候:晴れ
後曇り
◎甲武信ヶ岳:2475m
◎コースタイム(行動時間:7時間10分)
毛木平駐車場(06:00)===ナメ滝(07:30~35)===千曲川水源地(08:40~55)===縦走路出合(09:15)===甲武信ヶ岳山頂(09:45~10:30)===縦走路出合(10:45)===千曲川水源地(11:00)===ナメ滝(11:45~50)===毛木平駐車場(13:10)
※コースタイムは休憩を含んだものであり、また、個人差が大きく天候や季節などによりコースコンディションも変わるため、あくまでも参考であり自己責任で行動して下さい。
④ コースマップ(GPS積算距離:15.85km、総上昇量:1270m)
10月の3連休に奥秩父の名峰・甲武信ヶ岳に行って来ました。
当初の計画では初日に甲武信ヶ岳に登り、2日目は金峰山に登る予定でしたが、家の都合もあり今回はアプローチの長い甲武信ヶ岳だけにして、金峰山は次回以降の楽しみとしました…
。
甲武信ヶ岳のアプローチは、山梨県側の西沢渓谷から登るコースなど幾つかありますが、新・分県登山ガイドで初心者向きと紹介されている長野県側の千曲川源流を遡るコースで登ることにしました。
登山口の毛木平は、高原野菜で有名な長野県の川上村の最奥にあり、自宅からの距離が長いこともあって、今回は毛木平駐車場に前泊することにしました。
深夜12時過ぎに毛木平駐車場に到着、寝酒を飲んでから4時間ほど仮眠しましたが、朝アラームで起こされると大きな駐車場に20台ほどの車が停まっていました。
早速、歩く準備をして登山口で案内図の写真を撮っていると、若い登山者が「十文字峠に行きますか…?」と声を掛けて来ました。
「自分は行きません…。」と言うと「自分は十文字峠から甲武信ヶ岳に登りますが…、皆さんは行かないのですか…?」と言うので、「源流ルートから登るのが一般的であり、十文字峠は登りがきついため甲武信ヶ岳からの下山ルートで歩く人が多いようですよ…?」と答え、先に歩き始めました。(ちと、訳の分からない人でした…
。)
歩き始めは林道となっていますが、バラス道を5分ほど歩くと十文字峠への分岐点となります。先ほどの若い登山者は左に行くのでしょうが、自分は右の源流ルートであり導標に千曲川源流まで5.4km、甲武信ヶ岳まで6.4kmと表示されていました。
紅葉時期で人気のある山であり、前後に何人もの登山者が歩いていました。林道はやがて千曲川沿いのルートになり、赤や黄に色付いた紅葉が奇麗でした。
この辺りの千曲川は川幅も広く水量も多くて、一見しただけでは源流近くと言う感じがしませんでした。
周囲の山々は色付いているものの、少し、色がくすんだ感じでした。
登山道の所々に色鮮やかな紅葉
が見られますが、葉の先が黒くなった木もあって、先月末の寒波の際に傷んだのかも知れません…。(これは下山時の写真です…。)
対岸の紅葉の見頃はもう少し先と言う感じでしたが、既に葉を落とし始めている木々も見られ、今年の紅葉は綺麗に色付く前に終ってしまうのでしょうか…。
歩きはじめて約1時間、千曲川も大分細くなって源流と言う感じになって来ました。
登山口から約1時間半、ほぼ中間点のナメ滝に到着です。そんなにピッチを上げた訳ではありませんが、若干、早めの到着でした。
「ナメ滝」の名称どおり、スラブ状の岩肌を千曲川の水が流れ落ちていました。
歩きはじめて2時間あまり、山の稜線が明るくなって陽が射し始めます。(前のカップルは大変な健脚で、たちまち置いて行かれてしまいました。)
登山道はここまでずっと西沢の左岸を登って来ましたが、ここで初めて右岸に渡渉しました…。
川幅は1mほどの小さな流れとなり、大分源流に近づいた感じです。
ダケカンバは黄色く色付いていました…。(黄葉が青空に映えて奇麗でした。)
千曲川の源流まで残り350m…。(このコースは所々距離が表示された道標が立っていて、源流までの距離が分かるのが有り難いと思いました。)
千曲川源流の細い流れです…。(正確に言うと源流直下の写真であり、一番初めの水源は木の根本から水が湧いていました。)
登山口から2時間40分、予定していたコースタイムより少し早く、千曲川の水源地に到着しました。ここはベンチが置かれ、ちょっと休憩するのに良い感じのところで、自分もここで軽食を摂って一休みすることにしました。(ザックを開けると昨晩購入した冷凍鍋焼うどんの汁が少しこぼれており、ザックに醤油の香りが移ってしまいました…
。)
水源地を過ぎるとかなりの急登となり、喘ぎ喘ぎ20分ほど登ると縦走路の出合となりました。
登山道は樹林帯の緩やかな尾根道となりますが、10分ほどで右手が開け始め15分ほど歩くと右側に眺望抜群のガレ場がありました。登山道に付けられた細い踏み跡を抜けると、先ずは真正面に富士山が見えました。
左手側は初めての甲武信ヶ岳の山頂で、青空をバックに白い岩稜と緑、赤と黄色のコントラストが見事でした。
右手奥に奥秩父の盟主と称される金峰山が見え、山頂に五丈岩の特徴的な岩峰が突き出ていました。
それにしても今日の視界は素晴らしく、若干、雲が残っていましたが今年の山歩きでは一番か二番の景色でした。
これまでの疲れも吹き飛んで、勇躍頂上に向かうことにしましたが山頂の直下は岩場混じりの急登で、先行する登山者に続いて慎重に足を運びました。
登山口から3時間45分、あまり広くない山頂に到着しましたが、山頂から右手に行けば甲武信小屋から雁坂峠方面、左手に行けば三宝山を越えて十文字小屋方面に抜けられます。
山頂標識は『これぞ百名山!』と言う感じの大変に立派なものであり、(これも綺麗なものでしたが…)傍らに立っていた山梨百名山の標柱がことさら小さく見えました。
北側の三宝山の左奥に浅間山、その少し左手前に御座山や天狗山、その左側に諏訪富士と言われる蓼科山が見え、御座山と蓼科山の中間奥に聳えているのが北アルプスから妙高方面のようでした。
南側の雲の上に富士山が顔を出し、手前一番右側のピークが5月の連休に登った黒金山で、黒金山の直ぐ左下の小さな三角形のピークが乾徳山のようでした。
西側に(今回、予定していた金峰山の登山口の…)大弛峠が見え、金峰山の右奥が甲斐駒ヶ岳、左奥に見えるのが北岳のようでした。
西北西に聳える八ヶ岳を眺めながら昼食タイムとしましたが、主峰の赤岳を眺めていると登ってみたいと言う気持ちが次第に湧き上がって来ました…
。
久しぶりに山頂でノンビリ景色を眺めていると、当初予定していた甲武信小屋の往復が面倒になり、真っ直ぐ下山して温泉に直行することにしました。(こうしたところが単独行動の気楽な点です。)
何時ものことですが帰りのペースは早いもので、10時30分に下り始め途中の休憩を入れても2時間40分で登山口に到着しました。
帰り道で南相木村の「滝見の湯」に寄る予定でしたが、滝見の湯ではちょうど「松茸祭り」とかで、駐車場が溢れるほど混み合っていました…
。
仕方なく群馬県の下仁田町まで戻り、前回の茂来山と同じ「荒船の湯」でゆっくり温泉に浸かり、一眠りして疲れを取ってから帰宅しました。
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